[母めし通信]7月 「小暑」号

母通7月小暑
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母めし通信では、旬の食材やそれぞれの季節の過ごし方、やまもりカフェスタッフのつぶやきなど、母めしにまつわるちいさな話題をお届けします!

web上ではやまもりカフェのブログやfacebookでご覧いただけます。また、印刷物として店内での配布もしております。

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[レポート]6/18 「やぼろじ寄席」 母めし×落語

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6月18日(土)、落語家「柳家吉緑(やなぎや きちろく)」さんによる落語会、その名も「やぼろじ寄席」が行われました。

「やぼろじ」とは、やまもりカフェが入居している、古民家シェアスペースのこと。カフェやギャラリーなどのオープンなスペースと、建築事務所や個人事業者のオフィスがひとつの場所に集まって、みんなで支えあいながら運営をしている様子が、まるで落語に出てくる長屋の暮らしのようだ、という吉緑さんのひとことから、「やぼろじ寄席」というタイトルになりました。

吉緑さんは、落語家の柳家花緑さんのもとで修行をしたのち、二つ目として独立してから今年で1年目。現在は、演芸場だけでなく、レストランや結婚式などでの出張寄席、自主企画などもおこない、落語初心者でも足を運びやすい機会を多くもうけています。

今回も、落語に興味はあるけれど、なかなか演芸場へ行く機会がない。そんな方に気楽な気持ちで来ていただけたらいいな~、と思っていましたが、当日は「今日が初めての落語です!」という方が8割強。
吉緑さんも、「ハードルはかなり低めで。」というこちらの要望に応えてくださり、ど定番の「寿限無」からはじまり、「子はかすがい」にちなんだ人情話「子別れ」など、江戸の文化や時代背景を知らずとも楽しめる演目を選んでくれました。

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今回の演目は、突飛な展開や刺激的な表現、どっかーん!と笑わせるような派手さはないけれど、ところどころでクスリと笑えたり、登場人物たちの素朴で人間味のある姿に切なくなったり感動したり、じわりじわりと心が動く心地よさを感じました。
「ふつうであることの良さ」という点で、まさに母めしと相性ぴったりだな~、なんて。笑

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落語のあとには、長屋の暮らしに想いを馳せつつ、みんなで同じ釜の「母めし」を。食卓を囲めば、初めて会ったお客様同士でも自然と会話が生まれ、いつのまにか会場全体が一つの家族の団らんのような雰囲気に。

終演後、第二弾のご要望も多数いただき、吉緑さんに弟子入りしたいというお子さんまで現れて、なんとも嬉しい企画となりました。ご来場いただきましたみなさま、柳家吉緑さん、こころ温まる素敵な時間をありがとうございました!

柳家吉緑さんの出演スケジュールなどはこちらをご覧ください!

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[やまもりの日々]秋田母めし研修 第1日目

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5月18日、19日と、二日間の母めし研修へ行ってきました。今回は、やまもりカフェのお米を作ってくださっている、山石農園さん、熊谷農園さんを訪ねて、一同秋田へ。

山石さん、熊谷さんの田んぼがあるのは、秋田県横手市。秋田の南東部にあり、奥羽山脈と出羽山地に囲まれた、県内最大の平地「横手盆地」です。東京から、約7時間かけての車移動を経て、まずは山石さんの田んぼに到着。

さっそくお借りした長靴と帽子を装備して、農家のお嫁さんスタイルに。山石さんご夫婦も、お手伝いに来ていたみなさんも、「よくきたね~!」と歓迎してくれました。
支度

田んぼの脇では、元気いっぱいの稲たちがスタンバイ。この稲たちが、わたしたちがいただくお米になるのだと思うと、思わず手を合わせたくなるような、なんともありがたい気持ちになります。
稲

山石さんご指導のもと、稲の並んだケースを田植え機にセットして、いざ出発!
稲をセット

田植え機は、思っていたよりもスイスイ進みます。
「しっかりつかまってるんだよ~。」
山石さんが運転する田植え機に乗って、田んぼを一望。
on田植え機

お手本を見せていただいた後には、わたしたちも田植え機の運転に挑戦。ただまっすぐに進むだけ、と教わりハンドルを握ってみるも、いつのまにやら右へ左へ。微妙な調節をしながら、目と手の感覚で直線上を進むのは、思った以上に難しかった!
ありさ運転

陸に戻り全体を見てみると、まっすぐなラインの中に、あきらかにガタガタな素人道が。いびつな模様を眺めながら、「あそこは特別豊作になっぞ~!」と言ってくれる山石さん。そんなやさしさがお米にも現れています。
植えたあと

360度田んぼしかないこの場所は、どこを見ても空が広い!思わず両手を広げて走り出したくなるような景色。太陽の光を思い切り浴びて、真っ青な空を見上げるだけで、こころとからだが充電されていきます。
対岸へ

田植えのあとは、お楽しみのおやつ時間。近年田植えの機械化が進んでからは、仕事が短時間で済んでしまうため、わざわざおやつの時間もとらなくなったそうです。今回は、私たちに楽しんでもらいたいと、山石のおばちゃんがはりきって用意をしてくれました。
おやつ

たべる

テーブルには、わらびのおひたしや、ぜんまいの煮つけ、ピンクが目を引く虎皮巻など、秋田の美味しいものがずらりと並びました。山菜はアクの抜け具合や茹で加減が絶妙!わたしたちにとっては少しハードルが高い食材ですが、長年地元で暮らしてきたおばちゃんたちにとっては、日常の中にあるもののひとつ。何度も扱っていれば、あく抜きも茹で加減も大体分かってくるそうです。
秋田の母めし

はじめて出会った「虎皮巻」は、甘いおすしをケーキのような玉子の生地で巻いています。ごはんのような、お菓子のような、なんとも言いがたい一品でした。
虎皮

山石農園さんは、EM菌と呼ばれる、植物や動物に良い働きをしてくれる菌(微生物)を使って土づくりをしています。この微生物たちが豊かにしてくれた土と、横手川のきれいな水、さんさんと降り注ぐ太陽、そして愛情たっぷりの山石さんの手によって作られたお米をいただいたら、それはもう元気にならざるを得ないなあ!と、改めて合点したのでした。

食べる人の健康を願ってつくるごはん「母めし」には、同じく、食べる人の健康を考えてつくられた食材が必要不可欠です。この山石さんのお米を、これからもたくさんのお客様に食べていただいて、元気に日々を過ごしてほしい。そんな願いを稲たちに託して、田んぼでの一日を終えました。

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[ママblog]≪やまもりカフェ&大久保久江 同時リニューアル≫

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3月4日、やまもりカフェがリニューアルして営業を再開しました。
そして、前日の3月3日、私の心臓もリニューアルして新しい生活が始まりました。

2月18日(木)、胸の痛みと息苦しさに見舞われ、救急救命に2度も飛び込むも、いずれも心臓は正常だと帰された。胸を押さえながら週末を過ごし、翌週自分で車を運転し、予約してあった心臓の検査をうけに行きました。
9時から検査が始まったのですが、検査途中に検査室が騒然!
バタバタと医師たちが集まってきて、すぐにストレッチャーに乗せられ、ERで心筋梗塞のためのカテーテル治療がすぐに始まりした。
ステントを入れ、バルーンで血管を広げ、一時間後に梗塞が通りました。

去年一年は家族の病気が相次ぎ、年末には会社の経営状態がかなり悪化していることに気付きジタバタし、自分の中で混乱が続く中、とにかく必死に目の前のことに向き合った一年でした。

そんな生命の危機とも思える事態にも関わらず、不思議なことに、手術中ステントが自分の心臓に入っていく中、ふ~っと肩の力が抜け、すべてを手放すことができた感覚がありました。素直になっていく自分、感謝の気持ちで満たされ、父と母がいたから自分がいるという意識、そういったものを強く感じたのでした。

もう無理はしない。
自分の心を満たすことから始めよう。
そうすれば小さな幸せが回り始める・・・そのことをみんなに伝えたい。

やまもりカフェも私の心臓も、同時リニューアルです!

いままで関わってくださった沢山の方々や物事がベースになり、次のステージに移行します。
真っ直ぐに一歩一歩、夢と希望に向かって進みます。

(株)やまもり代表 大久保久江
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やまもりの日々 7月

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夏野菜の「旬」真っ盛りな7月。
いんげん、きゅうり、なす、トマトにピーマン・・・生産者さんから届くたびに、「待ってたよー!」と嬉しさに心が躍ります。

今ではどんな野菜も一年中手に入ることがあたりまえ。多くの人にとって、トマトもきゅうりも別段珍しくも嬉しくもないかもしれません。よく「旬のものを食べましょう。」という言葉を聞くけれど、どうして旬のものがいいのかも、もしかしたら「旬」ということ自体も、よく分からないかもしれません。

母めしでは、「旬」のたべものをいただくことを大切にしています。「旬」というのは、そのたべものがもっとも美味しく、もっとも栄養価が高い時期のこと。今はほとんどの野菜を一年中安定した味になるように作ることもできますが、本来は、四季という自然のサイクルの中で、それぞれの野菜の成長に適した時期が違うので、一時的に食べられなくなる(出回らなくなる)時期があるはずなのです。たとえば甘くておいしい夏野菜「とうもろこし」は6月~9月が旬といわれていますが、もっともおいしくてたくさん出回る時期は7月~8月と短いものです。味わえるのは一年のうち、ほんの数か月。旬が終わればまた来年まで食べられません。家でごはんを作る時に「旬」のたべものを選ぶようになると、こんなふうにして野菜ごとにほとんど食べない時期がでてきます。せっかく一年中どんな野菜も買えるのに、わざわざ食べないなんて損をしているように見えるかもしれませんが、「旬」がやってくることの嬉しさや感動、ひさしぶりにいただいた時のおいしさ、四季があることへのありがたさを感じられることは、なんとも心地のいいものです。

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旬のたべものにはその季節を元気に乗り切るためのチカラ(栄養)が備わっている、ということも大事なポイント。夏の野菜は一日中暑さと強い日差しにさらされているにもかかわらず、元気いっぱいに育つ生命力(栄養)をもっています。そんな力強さを持つ夏野菜を食べることで、わたしたちは夏の厳しい暑さを乗り切ることができるのです。旬のたべものをいただくということは、その季節を元気に過ごす力をいただくこと。そして市場にもたくさん出回るのでお手頃価格で購入できる。いいことづくめですね。
時には「食べたい!」と思えば、旬ではないものも取り入れながら、日々の家庭料理に「旬」を活かして、楽しく充実した食卓を。

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毎日のごはんも、季節ごとに食べたいものが変わっていきます。暑い日が続くと食べたくなるのは「さっぱり」としたごはん。この「さっぱり」を演出してくれるのが、基本の調味料「さしすせそ」の「す(酢)」。やまもりカフェの一汁三菜も、積極的に「酢」を取り入れた献立に。酢の物やサラダなど、酢の効いたおかずが一品あると、暑くて食欲のない時でも食べやすく、疲れた体が目覚めます。肌寒い季節にぴったりだったあんかけも、酢を効かせると夏向きに。酢が苦手な方は梅干しやレモンなどの柑橘を使うのもおすすめです。

「さごちの甘酢あんかけ」
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「いわしの梅しそ焼き」
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「あじ南蛮」
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「あじ」と言えば、今回の母めし料理教室では三枚おろしにも挑戦しました。
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骨の感触を確かめながら、包丁の先に意識を集中。はじめての三枚おろしは上手にできてもできなくても、まずは達成感を楽しんで、何度も復習して感覚をつかんでくださいね。やまもりカフェのスタッフ内でも、料理長まどかさんにおろし方を教わる光景が。魚を扱うことへのハードルがぐっと下がると、ますます料理が楽しくなります。
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7月も後半に差し掛かったころ、連日の雨から一気にからっとした晴れ模様になり、ようやく梅雨明け。カフェでは6月に仕込んだ梅干しが、待ちに待った土用干しのタイミングを迎えました。やまもりカフェの梅干しは、ぬか漬け番長やまちゃんが、梅の様子やお天気をみながらていねいに仕上げます。塩漬けで海の力を、土用干しで太陽の力をたっぷり吸いこんだ梅干しは、いわば天然のサプリメント。やまちゃんの愛情もたっぷりしみこんで、みんなの元気のもとのできあがり!

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自然のめぐみにありがとう。
母めしで、今日も元気に。

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