[レポート] 菌ちゃん野菜作り教室@日野市七ツ塚ファーマーズセンター

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9月3日、東京都日野市の七ツ塚ファーマーズセンターにて、「菌ちゃん先生」こと農業家の吉田俊道さんによる、土づくり・野菜作りの講習会が開催されました。この講習会では全3回にわたり、生ごみや草を使った土づくりから野菜の収穫までを座学と実習でお伝えしていきます。
やまもりカフェでも、過去2回にわたり吉田先生の講演会をおこない、たくさんの方から大きな反響がありました。また、わたしたち自身も、カフェで出る野菜くずを土に還す「コンポスト」の利用や、食べものの栄養を逃さずにいただく調理法を積極的に取り入れるなど、吉田先生との出会いから、食べることと生きることの繋がりや自然界のいのちの循環をより強く意識するようになりました。
今回は、日野市の「ひの・まちの生ごみを考える会」で企画された先生の講習会に、共催というかたちでご協力させていただきました。

第一回目の講習会は、生ごみを活用した土づくりの理論と実践。先生のご指導のもと、実際に生ごみの土ごと発酵や、大量の草を使った団粒構造改善の一連の流れを体験しました。生ごみの土ごと発酵は、生ごみを直接土に混ぜ発酵させることで、微生物のはたらきが活発な元気な土ができるというもの。野菜づくりをしているけれど土の状態があまりよくない、できるだけ化学肥料に頼らずに元気な土をつくりたい、そんな方にぜひ実践していただきたい方法です。
また、「生ごみ」の中身は野菜や果物の皮、へた、根っこなどがほとんどですが、本来食べものには「食べるところ」と「捨てるところ」という区別はありません。それを決めたのは私たち人間です。おそらく食べやすさやおいしさを追求していく過程で、そういった区別がされてきたわけですが、植物の仕組みを知ると、捨てている部分ほど生命力が詰まっていることが分かります。ですから、まずは食べものはできるだけ、(おいしくいただける範囲で)まるごといただくこと。そしておいしくいただけない部分も、ただ捨てるのではなく、土づくりに活用することで次の食べもののいのちに繋いでいくことで、ごみの削減になるのはもちろんのこと、たべもののいのちをいただくことで自分のいのちがあるという実感が生まれ、心からの「ありがとう」や「いただきます」になる。こころにもからだにも豊かさをもたらすことができるのではないでしょうか。

「ひの・まちの生ごみを考える会」佐藤美千代さん

「ひの・まちの生ごみを考える会」佐藤美千代さん


「菌ちゃん先生」こと、農業家の吉田俊道さん

「菌ちゃん先生」こと、農業家の吉田俊道さん


実習は実際の畑でおこないます。持ち寄った生ごみをつかって、土ごと発酵の講習。

実習は実際の畑にて。持ち寄った生ごみをつかって、土ごと発酵の実践を学びます。



生ごみとして廃棄していたものが、畑の栄養になる。小さな畑やお庭でできて、生ごみも圧倒的に減らすことができる。なにより、この土からできる野菜はおいしいんです。

生ごみとして廃棄していたものが、畑の栄養になる。小さな畑やお庭でできて、生ごみも圧倒的に減らすことができる。なにより、この土からできる野菜はおいしいんです。


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参加者、スタッフ、総勢30名ほどが集まっての活気のある講習会でした!

今回集まったのは生ゴミリサイクルの活動をしている方、東京の新規就農者、はじめて農に触れる方と立場も目的も様々でしたが、より良い社会をつくりたい!という熱い想いを持っている方ばかりで、モノや情報にあふれた現代社会において、表面的な豊かさではなく、自分たちが自然の一部であるという立場から、人間の在り方の本質的な部分に目を向ける人が増えてきているのを感じました。
吉田先生は、とにかく実践してほしい、と伝えます。それぞれが実践を通していのちの循環や自然界の仕組みを頭と体で実感し、発信していくこと。その積み重ねによって、少しずつ、しかし確実に共感する人たちが増え、社会が変わっていくのだと思います。

次回は10月16日、生ごみの土ごと発酵でつくった土を利用した野菜作りを学びます。
(※全3回の連続講座のため、現在参加者の募集はおこなっておりません。)

大地といのちの会ホームページ

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